ダイエットのために糖質を抜いて食事制限をするダイエッターが多く見られます。しかしダイエットのために糖質制限をしているのに、それが逆効果になっているかもしれません。本記事では糖質制限がなぜダイエットに逆効果なのか詳しく紹介していきます。
【糖質の種類】
糖質(炭水化物)にはいくつか種類があります。
▶︎グルコース(ブドウ糖)
白米、小麦粉、芋類など
▶︎フルクトース(果糖)
フルーツ、はちみつなど
▶︎ラクトース(乳糖)=がラクトース+グルコース
牛乳、ヨーグルト、チーズなど
▶︎スクロース(ショ糖)=グルコース+フルクトース
砂糖、黒糖、三温糖など
【ブドウ糖と果糖の違い】
グルコース(ブドウ糖)とフルクトース(果糖)は同じ糖質ですが、種類が違うと上記で紹介しました。ここからは身体への影響の違いを詳しく紹介していきます。
ブドウ糖 | 果糖 |
血糖となりエネルギーになりやすい | 肝臓で中性脂肪になりやすい |
肝グリコーゲン、筋グリコーゲン として貯蔵 | 体内で糖エネルギーが不足している際 貯蔵で新糖生を受けグルコースに変換されるが肝グリコーゲンとしては貯蔵されない |
インスリン分泌する | インスリン分泌をしない |
摂取は脂肪酸合成へ進み 中性脂肪として貯蔵 | 果糖とブドウ糖を基礎代謝量より 同じカロリーでオーバー摂取した場合 果糖の方が内臓脂肪が3倍のスピードでついていく |
【インスリンを最も強く出せるのはグルコース(ブドウ糖)】
インスリンは三大栄養素すべてを身体の必要な場所に取り込ませる働きがあるため、身体作りと維持には欠かせないホルモンです。そんなインスリンをもっとも強く促すことができるのがグルコース(ブドウ糖)です。ヨーグルトや牛乳などのがラクトースはグルコースの半分くらいしかインスリンを分泌しません。そしてフルーツやはちみつなどのフルクトースはほとんどインスリンを分泌しません。
【インスリンはダイエットに強い味方】
インスリンを分泌できるお米や小麦などのグルコース(ブドウ糖)はダイエットや健康維持にとっても欠かせない栄養です。インスリンがでないと、せっかく摂ったビタミンなどの栄養を身体に送り届けられず血管が新しく生まれ変われないので、肌荒れや髪がパサパサになったりなど、老けて痩せてしまいます。さらにインスリンが分泌されることで、グリコーゲン蓄積が起こり省エネモードへの変化を防ぐことができます。ブドウ糖を摂取することで、身体が体脂肪燃焼モードになりります。逆にブドウ糖を食べない日が続くと省エネモードになり、体脂肪が増えやすくなってしまいます。
【フルーツは嗜好品】
美容やダイエットのためにフルーツを食べている女性が多く見られます。しかしフルーツなどの果糖(フルクトース)はグルコース(ブドウ糖)の3倍内脂肪につきやすいという実験結果が出ています。果糖(フルクトース)の吸経路として肝臓で脂肪に変化されやすい為、内臓脂肪として蓄積しやすくぽっこりお腹の原因となります。
▶︎ブドウ糖の100 kcal と 果糖の100kcal では、
果糖の方が3倍のスピードで内臓脂肪になる実験結果がある
▶︎ビタミン摂取の目的であれば野菜から摂取
※悪いものではなく主成分の機能を知ることが大切
糖質制限ダイエットをしている人は少し怖いかもしれませんが、糖質をしっかり食べて燃やせる身体を作って一生ダイエッターは卒業しましょう!!